感染管理

ZIP(the Zero Infection Principle)- ゼロ感染原理

病院感染(HAI)は、世界中で問題となっています。HAIを完全に消滅させることは出来ないかも知れないですが、「ZIP」によって感染拡大を防ぎHAIのリスクを最小限にすることが可能となります。

このコンセプトは、4つの要素から構成されます。

これら4つの相互作用によって感染拡大のリスクを増進せず、遮断することが可能となります。

CLEAN HANDS
清潔な手

  • この簡易ながら重要な処置は、感染拡大を防ぎ大きな効果を発揮します。
  • 患者が免疫不全になっている場合には、患者に接する際は全接触者が清潔な手で行わなければなりません。
  • 清潔な器材は清潔な手で扱う! どんなに清潔な器材を使っていたとしても、手が汚ければ全く意味を持ちません。
  • HAIの90%は、汚染菌接触者により拡大し発生している
  • そのうち50 %は、不衛生状態により感染。例えば、不十分な手洗い
    (Bertil Nystrom, M.D. Department of Clinical Microbiology Sweden)
  • 石鹸と水だけではバクテリアの中には生き残るものがいるので不十分
  • 適切な衛生状態にするためには、以下のことに注意しなければならない:

    • 1. 手洗場は、栓をしたり水を溜めない
    • 2. 蛇口は、自動水栓で温・冷水が混合栓
    • 3. 液体石鹸用のディスペンサー
    • 4. 紙タオル用のディスペンサー
    • 5. 紙くず用ごみ箱
    • 6. 液体の消毒剤用ディスペンサー

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CLEAN GOODS
清潔な器材

  • 患者に使用される全ての器材は、消毒されたものでなければならなりません。(その消毒方法は器材の利用目的による)
  • 損傷した外皮だけでなく粘膜にも触れる器材
    例:ベットパンは洗浄、消毒されたものでなければならない
  • 皮膚や粘膜を通過する器材
    例:手術器材は、清潔、消毒、滅菌されてものでなければならない

FROM SOILED TO CLEAN GOODS
汚れたものを清潔な器具に

安全な結果が要求される

  • ステップ1 - 洗浄することによって、全ての微生物が高比率で除去される。安全な状態までに最終消毒されたもの、滅菌された結果が必要。
  • ステップ2 - ほとんどの微生物が熱や化学的消毒によって不活性化される
  • 微生物を完全に不活性化するためには、滅菌が必要となる

AUTOMATED VS. MANUAL CLEANING
器械洗浄 VS 用手洗浄

器械洗浄
  • 信頼性があり、再現性がある
  • 作業時間および温度が常に一定
  • 高温処理が可能
  • 洗剤投入量が制御できる
  • EN ISO 15883などにバリデートできる
  • 汚染された器材を取扱うスタッフを少なくできる
  • 人間工学に基づいている
  • 労働力の削減
  • 工程管理 - トレーサビリティ
用手洗浄
  • 作業者に依存する部分が多い
  • 洗浄時間にバラツキがある
  • 高温処理が不可
  • 洗剤使用にバラツキがある
  • 工程のバリデートができない
  • スタッフが汚染器材に触れなければならない
  • スタッフに肉体的な負担がかかる
  • 手用による感想にバラツキがある
  • 正確な記録を管理できない
  • 乾燥不良により器材の再汚染の危険性がある
  • 内腔器材の特定部分が洗浄不良になりやすい

DISINFECTION METHODS
消毒方法

  • 簡単、手頃、確実性のある熱消毒が望ましい。確実に消毒するためには時間と温度が鍵となる。
  • 耐熱になっていない器材は化学消毒が望ましい。この方法は、時に有毒なため特別なスキルが求められる。
    例:体温計
  • 熱消毒は、化学消毒よりも環境に優しい。

CHOICE OF DISINFECTOR
洗浄消毒器の選択

   

どのような器具を洗浄するのか?

フラッシャーディスインフェクター
ベットパン・尿瓶などの排泄、洗浄、消毒用
自動でたった2-3分しかからない。
ウォッシャーディスインフェクター
手術用器材の洗浄、消毒、乾燥用
工程は、自動制御され、大量の器材を処理できる。

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CLEAN CLOTHES
清潔な衣服

防護服は、バリアの役目を果たし感染のリスクを最小限にする。

  • 防護コート
  • 防護エプロン
  • 病院ユニフォーム

MASKS
マスク

マスクの着用によって、顔への飛散や考えられる飛沫から守り、質の高い作業を行うことに繋がる。

マスク着用を必要とする時;

  • 血液飛散が予測される時
  • 気道内チューブで吸引する
  • 呼吸訓練
  • 肺結核に感染している可能性の高い人と接触する時
  • 無菌操作時
  • 歯科治療

傷口近くで処置をする時、粘膜に血液が飛散するのを防ぐためにマスクや保護用メガネを着用するようにする。

また、マスクはバクテリアを含んだ唾液が傷口に落下するのを防ぐ。

HAIRNETS, GOGGLES AND VISORS
キャップ、ゴーグル、フェイスシールド

キャップ
キャップは、髪、ひげ、もみあげをカバーし、傷口へ落下するのを防ぐため、処置室や中央滅菌室で使用します
ゴーグル
ゴーグルは、飛沫から目を守る
フェイスシールド
フェイスシールドは、飛散のリスクがある時、ゴーグルとマスクの代替として使用することができる

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CLEAN ROOM
清潔な環境

  • 見た目では、器材が汚れてないように見えたとしても、必ずしも微生物が存在しないとは限らない。
  • 作業の流れは重要であり、必要な備品はいつでも利用できる状態でなければならない。
  • 汚染ゾーンとクリーンゾーンを明確化する。

FOUR CORNERSTONES
4つの基本設備

  • 1. 手洗場
  • 2. 汚染物受入れ用テーブル
  • 3. ウォッシャーディスインフェクター/フラッシャーディスインフェクター
  • 4. 洗浄後の保管場所

THE ZIP IS COMPLETE

清潔な手、清潔な器材、清潔な衣服、清潔な環境、これらが確実に完備された時、感染防止の輪が一つとなり、このZIPによって感染への繋がりを絶つことになる。

その時、ZIPは強力で壊れにくいものとなり、HAIに対して高い防御力を発揮する。4つの要素は必要不可欠で、1つでも弱まればZIPは崩壊し、感染拡大のリスクが発生することを忘れてはならない。

ZIPは、簡単に行える具体策であり、実践することによって病院のコスト削減にもなり、より多くの患者を治療する機会をも作ることになる。

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スウェーデンを本拠地とする世界最大級の医療機器メーカー・GETINGEグループの一員として、『インフェクション・コントロール』(感染管理)事業を日本で展開しております。
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